ビジネススクール:MBA取得までの学びの整理

ビジネススクールでの学びや日常のあれこれをなんとなく

戦略系:オペレーション戦略

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≪オペレーション戦略での学び≫

  • 何を学んだか
    • 企業価値向上のためには優れた戦略立案能力に加え、実行力も兼ね備えている必要がある
    • オペレーションの効果を高める場合はバリューラインによるポジショニングを考慮する
    • 構築したオペレーションが短期的には戦略の制約になる可能性がある
    • 戦略に整合したオペレーション目標を設定し、それを実現した場合のアウトプット、それを実現するためのプロセスとインプットを考える。
  • 何故それが重要か
    • 高度経済成長期においては生産設備に投資しものをとにかく作ることが競争優位性に繋がっていた。しかし現在の環境下ではただものを作るだけで競争優位は構築できない。どのような人材を育成配置しどのような組織文化を醸成し、どのようなバリューチェーンを構築することで戦略の実行をするか、それによってどのような差別化されたアウトプットを行うかが競争優位の源泉となる。すなわちその会社独自の実行力が重要となっている。
    • 軸が業界KSFに密接し明確な優位性が存在することで、その業界に属する企業が容易に越えられないバリューラインが存在する。このバリューライン上のどこにポジショニングするか、そうでないなら、どのようにラインをドライブするのかということを基本戦略の方向性としてきちんと考慮することで、競争優位を構築できる全社戦略の立案に貢献する。
    • 経営管理システムを含め現場に徹底的なオペレーションの浸透がされている、巨大な固定資産を抱えオペレーションを回している、などの状況が戦略に制約を与える場合が存在する。オペレーションを構築する際はこのリスクを念頭に置いておかなければ、外部環境の激変に対し戦略を変化させることができず競争優位の構築ができなくなってしまう。とくに強烈なオペレーションの浸透は、戦略変更時、強力な現状維持への引力として発生してしまい変革のスピード感が失われてしまうかもしれない。
    • 最終的にはオペレーション戦略も自身の論理体系に沿って考えていかなくてはならない。オペレーションは日常業務に入り込むため、上位概念である戦略目標やアウトプット、プロセス、インプットの方向性を見定めておかなければ、やるべきことがあふれすぎて優先順位がつけられなくなってしまう。戦略実行のためにインパクトのあるオペレーションは何か、ということをしっかりと見極めなければ限られたリソースを最適配分できない。
  • 実務においてどのように有効か
    • 生産工場のオペレーションをどう変更するかということを場当たり的ではなく、きちんとインパクトを測定した上で妥当性のある変更を検討することができた。
    • 戦略を基にしたオペレーション上のコスト構造分析/付加価値分析を行い妥当性のある達成すべき目標数値の設定を行うことができた。これによりプロセスフローダイアグラムを基にしたボトルネック分析やB/E分析からオペレーション上の課題箇所及び本質的な原因の特定を行うことができた。

≪事例≫

 

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 一例ですが図のようにバリューチェーンにおける各オペレーションにおいて、「清算価値」と「継続価値」どちらが多いかを検討し、かつそれが競争優位性にどれだけつながるのかを鑑み内製外製の検討を行いました。

 ここではクラスの内容に深く入り込んでしまうため割愛していますが、そもそもの設計の見直しも行っています。

 オペレーション戦略は非常に奥深く、是非これは実際にクラスを受講し体感してほしいと思っています。